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モンテベルデ自然保護区を歩く (コスタリカ)

コスタリカ国旗
モンテベルデ自然保護区

多様な動植物を育む熱帯の雲霧林

モンテベルデ自然保護区
モンテベルデ自然保護区の中に咲く熱帯の花。

コスタリカを代表する自然保護区がモンテベルデです。多様な動植物を育む美しい熱帯雲霧林ですが、天気が悪い日が多く、自然を楽しむのも楽ではありません。ただ、コスタリカの中では観光化が進んでいる人気の地域であるため、宿泊施設やレストランなどが充実していて、首都サンホセからバスによるアクセスも比較的しやすい利点もあります。

 

モンテベルデ自然保護区周辺図

モンテベルデ地図
コスタリカの首都サンホセからモンテベルデの玄関口であるサンタ・エレーナ行きの長距離バスが出ています。また、海岸沿いのプンタ・アレーナスという町からも路線バスが出ています。いずれも地図上のサンホセ行きバス停(ターミナル)に止まります。ホテルやレストランは町の中心部であるモンテベルデ行きバス停の近くにたくさんあります。高級ホテルは町からモンテベルデ方面に少し離れた所に多くあります。モンテベルデ自然保護区に行くにはモンテベルデ行きのバスを利用します。バス停と書いてありますが、実際には停留所があるわけではなく、街区を回りながら客を乗せて行く形になります。モンテベルデの前でバスを降りたら、ビジターセンターで入場料を払い公園内の地図をもらうことができます。

 

サンタ・エレーナへ

深い山の中の道をバスは走る。

モンテベルデに行くには、コスタリカのサンホセからバスでサンタ・エレーナという町まで行くのが一般的ですが、今回は太平洋岸沿いプンタ・アレーナスという街から行くことにしました。ここから出ているのは路線バスでした。サンホセから出ている長距離バスとは異なり、ローカルバスは道沿いの停留所ごとに客を拾ってゆっくり走ります。途中からは険しい山道になり、未舗装の坂道を昇るために、スピードが極端に遅くなりました。乗客は増え続け、満員のバスは重くて本当にゆっくりしか走れないのです。3時間半かけて、ようやくモンテベルデの玄関口サンタ・エレーナの町に到着。大した距離を走ったわけでもないのに、このバスは疲れました。


山の中にひっそりと佇むサンタ・エレーナの町です。ここは標高が高いために気温が低く、特に朝晩は冷え込みます。私が滞在した3日間は風が猛烈に吹いていました。町は小さいのですが、観光客向けのホテルやレストランがたくさんあります。値段は高めですが、欧米の観光客がほとんどですから仕方ないですね。

町中に、自然の木を利用してツリーハウスのようにしたレストランがあったので入ってみました。

二階のテラスに座り、魚介のパスタとミックスジュースを頼みました。強風にあおられて、いろんなものが飛んでしまうような状態でしたので、落ち着いて食事が楽しめなかったのは残念でした。ただ、たっぷりの魚介が入ったパスタは美味しかったです。支払いは1万1000コロン、2400円くらいでした。


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モンテベルデ自然保護区へ

モンテベルデ自然保護区まではサンタ・エレーナの町からローカルバスで30分ほどです。宿泊したホテルの前がバスの出発場所になっていて、朝7時半発のバスに乗り込みました。空を見ると暗い雲が覆っており、いまにも雨が降り出しそうな感じです。運転手に「雨が降りそうですね…」と話しかけると、「いつもこんな感じだよ。山の天気は難しくて予想が付かない」と答えます。

今(2月)は一応、乾季なのですが、標高1500mほどのこの辺りは季節に関係なく年中雨が降るようです。常に雲がかかり、霧のような雨が降っているため、熱帯雲霧林と呼ばれるわけです。ちなみに、モンテベルデの年間平均降雨量は3000mmで、東京の倍になります。


8時過ぎに保護区の入り口に到着。シーズンオフのせいもあり、あまり人は多くありません。20ドルの入場料を払って、早速、遊歩道を歩き始めました。


自然保護区内を歩く

雲霧林の中を歩くルート(Sendero)は何本もあるのですが、なるべく人が少ない道を選び、まずは入り口の北にある滝に向かいました。道は細く、時々、ガイドと数人の客が道を塞いで鳥などを探しています。


様々な木が生い茂る密林ですから、ほとんど鳥など見えません。動物もいそうな感じがしません。ひたすら、薄暗い森を歩くだけです。40分ほどで滝に到着。小さな滝ですが、神秘的な感じはします


よく見ると植物も美しいですね。


たくさんの巨木がそそり立っています。


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吊り橋を渡る

次は、保護区の南側中心部にある「吊り橋」に向かうことにしました。アップダウンがある山中のルートですが人が多く、ガイド連れのグループと頻繁にすれ違います。

この辺りから、いよいよ雨が降り始めましたが、まだ、生い茂る木の葉が滴を遮っていて、濡れる心配はあまりありません。ただ、アッブダウンがある泥道は歩きにくく、坂道で足が滑るため、少し焦りました。


滝から1時間ちょっとで、吊り橋に着きましたが、雨は強くなる一方です。雲霧ではなく、本格的な降りになりました。


吊り橋は鉄製で、長さ30mほどあります。密林を高い所から見られるようになっているのですが、雨のため人影はまばらです。渡れるのは一度に10人という橋は、しっかりしていて、あまり揺れません。ただ、遮るものがないので、雨が容赦なく降り注ぎます。周囲の人はみな合羽を着ていますが、私は防水性があるウインドブレーカーですので雨が染み込みます。雨と霧に包まれた周囲の景色はいいのですが、とても、ゆっくり見ていられませんでした。


橋を渡ったところで、雨が降りやみそうもないので、散策を中止することにしました。帰りのバスが11時に出るので、ここで戻れば間に合うのです。ここまで来ながら、約2時間というあまりに短時間の散策で終了するのは惜しい気がします。しかし、2時間山中を歩いたことで、モンテベルデがどういうところかは大体理解できました。


せっかくモンテベルデまできたのだから、この地域に棲む美しい蝶を見たいと思い、町の近くにある「バタフライガーデン」に行ってみました。ここには、蝶だけでなく、世界最大のカブトムシとされるヘラクレスオオカブトムシもいると聞いていました。

施設には町から徒歩で30分ほどで行けるのですが、入園してすぐ、ヘラクレスオオカブトムシは夏しかいないと聞きました。ここには小さな熱帯植物の温室がいくつかあり、その中に何種類かの蝶が飛んでいます。 美しいモルフォ蝶も止まっていると、写真のようにに蛾みたいです。羽の模様は蛇の擬態(横にして見ると分かる)なのです。


羽が透明になっている珍しい蝶なども見れたので、行ってよかったとは思います。もし次に行くなら、ちゃんとヘラクレスオオカブトムシがいる時期に行きたいものです。


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